一般外来受付時間/午前8:30~11:30 休診日 /土曜・日曜・祝日(急患対応あり) |
循環器内科
ホーム > 診療科・部門紹介 > 循環器内科 > 静脈血栓塞栓症
静脈血栓塞栓症とは、通称エコノミークラス症候群と言われており下肢にできた静脈血栓で足のむくみ・疼痛を来たす深部静脈血栓症とその血栓が剥がれて肺動脈を詰めて胸痛・息切れを来たす肺塞栓症を合わせた疾患です。肺塞栓症は、状況によっては致死的となる疾患で早期診断から適切な治療が必要とされます。当科では、診断・原因検索から薬物治療及びカテーテル治療まで施行でき、肺塞栓症の重症例に対しては経皮的心肺補助装置(PCPS)のサポート下にカテーテルを用いた血栓吸引や破砕術を行ったり、中枢型の深部静脈血栓症には一時的な下大静脈フィルター留置や局所的血栓溶解療法(CDT)を行ったりしています。また、最近は新しい経口抗凝固薬(直接トロンビン阻害剤:DOAC)の適応により、早期から内服治療を行う事で良好な効果が得られ、軽症例などは入院せずに外来での治療が可能となっています。