当院は、平成３０年７月１日より、患者さんを総合的にサポートする部門として、「患者総合支援センター」を設置しております。
高齢化が進む今日の社会においては、医療・介護・福祉といった様々な分野から患者さんを支援できる体制が必要です。
　当センターでは、通院中の患者さんや入院加療を経て退院される患者さんが安心して地域で療養いただけるよう「入退院支援」「地域医療連携」「患者相談支援」を担当する各室を設け、協働しながら患者さんの支援業務に従事しております。
　地域住民の皆様に住み慣れた場所で良質な医療を受けていただけるよう、各関係機関と密接に連携し、地域に根ざした医療を推進して参ります。

　入退院支援室では、予定入院となる患者さんが安心して入院生活を送っていただけるよう、入院前から専任の看護師が多職種の職員と連携し、患者さんをサポートいたします。
　予定入院患者さんと事前に面談を行い、現在の状態把握を行うとともに、入院に対する不安などの解消に努めます。面談終了後、病棟看護師をはじめとする関連スタッフと情報を共有し、入院治療がスムースに行えるよう連携を図ります。
　また、退院後も不安なく地域で生活いただけるよう、入院前から退院後の生活をイメージして患者さんの早期の社会復帰を支援して参ります。

予定入院患者さんの流れ

①各科外来
　医師の診察の結果、入院日が決定します（手術・検査・中止薬などがある場合は、説明を受けます）。　その後、外来から連絡を受けた入退院支援室のスタッフが、お迎えに参ります。

②入退院支援室での面談
　担当スタッフが面談を行います。病院の施設説明、病室の希望を確認し、入院経過や退院までの流れについてご説明いたします。また、入退院に関する不安がある場合は、必要に応じ各職種のスタッフに対応を依頼します。

③面談終了
　面談終了後、面談内容を電子カルテに入力し、入院病棟の看護師と情報を共有いたします。入院治療における服薬管理、栄養管理、介護の必要の有無、治療費用などについて、各種専門スタッフや行政・介護事業所等とも連絡を取り合います。また、予定入院日まで在宅で過ごされる患者さんからの電話相談にも対応いたします。

地域の医療関係機関とのスムースな連携を実践するための窓口として、地域医療連携室を設置しています。地域医療連携室では、地域の診療所や病院、施設からの紹介患者さんの受け入れや、患者さんやご家族からの医療・福祉に関する相談対応、入院患者さんに対する退院支援などを担当し、地域の医療関係機関と相互連携のもと、患者さんやそのご家族をサポートいたします。

• 診療予約
• 受託検査（医療機器（CT/MRI等）の共同利用）
• 開放型病床（オープンベッド）
• 地域連携個別栄養指導
• 在宅患者訪問薬剤管理指導
• 連携登録医について
• 地域包括ケア病棟のご案内
• 研修会、講演会等のご案内
• 広報誌「連携だより」
• 出張医療講座について
• 医療福祉に関する相談対応や退院支援

患者相談支援室（患者相談支援窓口）

患者相談支援室では、患者さんやご家族からの病気に関する医学的な質問、普段の生活や入院生活における不安など、様々なご相談を受け付けております。また、専任の担当者による、医療従事者と患者さん及びご家族との対話支援も行っております。
患者相談支援室でお受けしましたご相談やご要望は、関係部署と適切に連携を取りながら問題の解決に努めて参りますので、どうぞお気軽にご相談ください。

○面談場所：患者相談支援室（Ａ棟１階　患者総合支援センター内）
○受付時間：８時３０分～１７時１５分（土日祝日、創立記念日及び年末年始を除く）

※ご相談及び苦情などの申し立てによって、患者さんやご家族が不利益を受けることはありません。
また、ご相談内容や個人情報を、相談支援業務以外に用いることはございません。

※当院は、病院内に「ご意見箱」を設置し、皆様のご意見を承っております。備え付けの用紙にて、皆様のお声をご投函ください。

ご意見箱設置場所

A棟1階タクシー電話横、B棟1階消化器センター横、A棟2階エレベーター横、C棟3階デイルーム、C棟4階デイルーム、C棟5階デイルーム

ご意見箱回答場所

中央廊下掲示板、A棟１階タクシー電話横、C棟3階デイルーム、C棟4階デイルーム、C棟5階デイルーム