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尿路結石

尿路結石とは

尿は腎臓で作られ、腎盂(じんう)から尿管、膀胱へと運ばれ体外へ排出されます。尿路結石とは、尿路にできた結晶のようなものを言います。様々な成分がありますが、場所により尿路結石は「腎臓結石」、「尿管結石」、「膀胱結石」、「尿道結石」があります。

尿路結石とは

症状としては、結石が尿管につまり尿の流れが停滞すると、発作的な激しい痛みが脇腹から背中にかけて起こります。吐き気や、冷や汗を伴うことがあります。また血尿などもあります。結石が詰まることで、腎盂腎炎などを引き起こし、高熱がでることがあり、これは、緊急で処置する必要があります。

治療方法

小さな結石の場合、水分摂取や排石促進剤で自然に結石が排石されないか経過をみます。結石が詰まることで、高熱がでる場合だけでなく、自然に排石しない場合には手術による結石を除去することを検討します。手術方法は、大きく分けて体外衝撃波結石砕石術(ESWL)・経尿道的結石砕石術(TUL)・経皮的腎砕石術(PNL)の3種類があります。体外から結石に衝撃波をあてることにより砕石する方法をESWL、尿道から逆行性に尿管あるいは腎まで内視鏡を挿入し、結石を内視鏡で確認しながらレーザーで砕石する方法をTUL、皮膚から直接腎臓に内視鏡を挿入し砕石する方法をPNLと呼びます。

尿路結石治療方法

○体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

現在多く行われている治療で、内視鏡などの手術ではなく、破砕装置の上に寝てもらい、体外から尿路結石に対して衝撃波を照射する治療法です。結石を細かく破砕し、砕かれた砂状の結石を尿と共に排出するようにする治療です。結石の大きさは硬さにより、治療が1回で終了しないこともあり、数回の破砕が必要な場合があります。治療後合併症がないのか経過をみるために、当院では治療当日は1日入院していただいています。


○経尿道的結石除去術(TUL)

体外衝撃波結石破砕術で破砕が困難な結石や結石が詰まってしまい、尿の流れが悪くなっている症例に内視鏡を使って行う治療です。尿道から内視鏡(尿管鏡)を尿管の中に通し、レーザーにより結石を砕き取り出します。下半身麻酔(腰椎麻酔)、あるいは全身麻酔で行います。合併症としては尿管損傷、感染、術後の尿管狭窄などがあります。この合併症を減らすため、内視鏡を挿入しやすくするためにあらかじめ尿管にステントを留置し、手術を2回に分けて行うことがあります。基本的には数日から1週間程の入院で治療します。



【 手順 】:
・尿道から尿管鏡を入れます。
・結石を結石砕石装置で砕きます。
・細かく砕かれた結石を取り出します。
・尿管ステントを留置します。

○経尿道的結石除去術(TUL)手順



○経皮的腎結石砕石術(PNL)

現在は経尿道的手術に用いる内視鏡の進歩により、腎臓内にある小さな結石では経尿道的手術で行うことが多くなりました。ただ腎臓内にある20mm以上の大きな結石では体外衝撃波結石破砕術や経尿道的手術では、治療期間が長くなることや、結石が詰まることにより高熱などがでるなどの合併症も多くなるため、この手術を選択します。皮膚から直接腎臓内(腎杯・腎盂・尿管内)に内視鏡を挿入し結石を砕石する治療法です。体表(皮膚)から腎内に太い筒を留置できるため、大きい砕石片(20mm程)も回収可能となります。



経皮的腎結石砕石術(PNL)手順

【 手順 】:
・背中から腎臓に穴をあけます。
・内視鏡を入れて結石破砕装置で結石を割ります。
・細かく砕かれた結石を取り出します。
・腎瘻(腎臓に開けた穴)を閉じ管(チューブ)を留置します。


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すこやかの森は、家庭や地域との結びつきを大切に、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭復帰を目指す施設です。

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