国家公務員共済組合連合会 舞鶴共済病院
  日本医療機能評価機構 認定病院  地域医療支援病院認定施設

0773-62-2510



一般外来受付時間/午前8:30~11:30  
休診日 /土曜・日曜・祝日(急患対応あり)

0773-62-2510

  • 外来受診される方
  • 入院される方お見舞いの方
  • 医療連携
  • 初期後期研修について
  • がん治療のご案内

診療科・部門紹介

検体検査部門


ホーム > 診療科・部門紹介 > 臨床検査科 > 検体検査部門

検体検査部門

検体検査部門の特色

検体検査部門では患者さんの血液や尿等を材料とする検査を行っています。自動化とシステム化により、迅速かつ正確な検査および診断デ-タを提供することで病気の経過観察、治療効果の判定、重大な病気の早期発見等に大きく貢献しています。当部署には認定血液検査技師、認定輸血検査技師、認定一般検査技師、緊急臨床検査士等の学会認定を受けた技師を中心に技術の向上と専門性の高い検査に努め、緊急検査は365日24時間体制で行っています。

生化学・免疫検査

・生化学的検査

採血した血液を遠心分離器にかけて、有形成分(赤血球、白血球、血小板等)と無形成分(血清・血漿)に分離し、各物質について化学的に分析します。病気の診断や治療効果の判定、病状の把握等に欠かせない検査です。検査項目は酵素、蛋白質、糖、脂質、電解質等多種多様で、その検査結果から体に異常がないか、どの部分の疾患なのか、炎症があるのか、栄養状態はどうなのか等を知ることができます。

・免疫学的検査

体の中で起こっている抗原抗体反応(免疫反応)の特異性を利用して、感染症や自己免疫疾患、腫瘍等の診断に用いられる検査です。検査項目にはB型・C型肝炎ウイルス、HIV、梅毒等の感染症の抗原や抗体、腫瘍マーカー、各種ホルモン、薬剤血中濃度等があります。


血液検査

・CBC(血球計算)

全自動血球分析装置を用いて血液中の有形成分(赤血球、白血球、血小板)を測定し、貧血、炎症、出血傾向がないか等を調べる検査です。


・末梢血液像検査

血液中の細胞を顕微鏡で観察し、白血球の種類を分類し、各血球の形態異常がないか等をチェックします。白血病の診断や貧血・感染症の精査において重要な検査です。


・骨髄像検査

造血の場である骨髄から骨髄液を採取・標本作製し、細胞の種類・性状・比率等を観察します。血液疾患(白血病・骨髄異形成症候群・多発性骨髄腫・悪性リンパ腫等)や、癌の骨髄転移等の診断において重要な検査です。


凝固・線溶検査

凝固系(出血を止めるために血液を凝固させる作用)と線溶系(凝固系により作られた血栓を溶かして分解する作用)の異常の有無を調べる検査です。プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、フィブリノゲン、ATⅢ、D-ダイマー、FDP等を測定しています。抗凝固療法のモニタリングにも用いられています。


一般検査

・尿定性検査

尿中の蛋白やブドウ糖、潜血や白血球反応等を測定し、腎・尿路系疾患はもちろんのこと、肝臓、内分泌系といった全身の諸器官の機能も知ることができます。


・尿沈渣検査

尿中に含まれる赤血球、白血球、細菌、上皮細胞、円柱、結晶等の有形成分を形態学的に分類し、出血・炎症部位の推定、腎疾患や糖尿病の病態把握に役立っている検査です。



・便潜血検査

便中に血液成分が含まれていないかを調べる検査で、大腸癌の早期発見に重要です。食事の内容に影響されず、下部消化管の出血を敏感に捉えられます。
その他、便中の寄生虫の有無を顕微鏡で観察します。


輸血・製剤管理

輸血とは何らかの原因(大量の出血・血液疾患等)で身体中の血液成分が不足し、薬剤による改善が困難な時に行われます。その際、必要な血液成分を補充して臨床症状の軽減を図ることを目的としています。 その為に以下の業務を行っています。


・血液型・不規則抗体検査・交差適合試験

輸血による重篤な副作用が起こらないように、患者さんの血液と輸血用血液との適合性を調べる検査です。安全で有効な輸血療法を実施するうえで大変重要な検査です。



・輸血用血液の保管・管理

日本赤十字血液センターへの発注と供給された輸血用血液製剤(献血からの血液)を適正に温度管理された専用保冷庫等で保管・管理を行っています。



・自己血の保管・管理

待機的手術を予定されている患者さんへの自己血輸血を推進すべく、院内で採血された自己血の保管・管理を行っています。必要に応じて自己血全血の分離作業を行い、各種自己血製剤(全血・MAP・FFP・血小板・クリオ)を適正に専用保冷庫等で保管・管理を行っています。



・安全な輸血医療の推進

輸血用血液製剤の適正使用や輸血副作用の情報収集、遡及調査、各種の情報提供等を輸血療法委員会に通し、安全な輸血医療向上の為に院内への活動を行っています。

血液ガス検査

血液中のpH、酸素、二酸化炭素の量等を測定する検査で、主に肺胞におけるガス交換機能や体内の酸塩基平衡を知ることができます。



関連施設

すこやかの森は、家庭や地域との結びつきを大切に、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭復帰を目指す施設です。

0773-62-2510

PAGE TOP